明けましてたらば蟹🦀

働くようになったわたしはきっとわたしではなくなってしまう、と繰り返し日記に書いていた。わたしでなくなることを恐れていた。けれどいつか働くことを迎合するだろう。やるせないことだ。

 

1月、ログインできずアカウントが消えたことを知る。ださすぎる現実にインターネットのフィルターをかけ、生活をごまかしていた。フィルターをかけなくても、いまの生活は大丈夫だ。さよなら、青い鳥。

 

年末にみた羊文学。塩塚モエカがまぎれもなく、わたしのために歌ってくれていて、音のひとつひとつを眼の前に置いていった。まともな生活になれ、呪いみたくワンルームの部屋で流していたこと。羊文学のライブにいこうとの約束、まだそれは叶っていない。東京で羊文学をみた女と疎遠だ。すべてが重なって、羊文学はわたしの音楽になった。1年間お疲れさまでした。

 

正月に旧友と会った。ドリンクバーを往復しながら、会話は高校と今の生活をいったりきたり。わたしたち、24歳か。恋人と地元で根を張った生活をはじめようとしている旧友をみると、これはこれでしあわせなんだろうなと憧れが湧く。年々、生理痛と情緒がおかしくなってきた。わたしには期限があることを思い知らされる。やになる。

 

帰省最終日、兄が餃子の具をつくり、母が餃子の皮をひろげ、わたしが餃子の皮を包んでいると、お風呂あがりの父がやってきて、父も餃子の皮をおりまげはじめた。父が料理をしているところをほとんどみたことがない。家族のかたちと不器用な餃子のかたち。

 

年明けクリスマスのプレゼントが友人らから届いた。もう、誰ひとり今の友人を手放すつもりはない。好きな人のために連絡を絶つという友人、そんな寂しいこといわないでっていうのは、わたしのエゴ?

 

会社にいるか、自宅にいるかの毎日だ。Googleマップも、勤務先に会社を設定してきて見透かされてて悔しい。自転車のパンクつめなきゃな、週末はお風呂に入りたいな。お弁当も作りたい。

働く自分もきらいじゃない。働くと今のわたしは死んでしまうと書いたことを忘れるくらい。

 

今年もよろしゅう〜〜

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