遊んで暮らしてとなんで働いて

ドライヤーの熱風をあびながら、柴田聡子の歌詞をみつめる。やっぱ変、と思ってたら、いっしゅん画面が暗くなって、電話マークがでてきた。ドライヤーをぱっと消して電話に出た。

あー元気、そーつらい、わーだよね、相槌なんかかなりなんでもいい。ぺらぺらと話す声の音程とリズムに合わせたらいい。お皿を洗って夜ごはんの支度をした。

休日のために生きてるような毎日で最悪だ、と思いながら、休日を楽しめるくらいのゆとりはある、と言い聞かす。銀行で働いていた先輩が、残高をぜんぶなくすくらいに使いたい、貯金なんていらない、とお酒を奢ってくれたのをたまに思い出す。きっと耐えられなかったんだろうな。

いつかこの点がつながるときがくるかしら? つらくはないけど楽しくもない。どこに地雷があるかわからない年配のマダムと話して、まわりの顔をうかがってばかりで、なにが仕事なんだろう。ありがとうとごめんねは言わなくていい、だからつべこべ言わずに要件をいえ!

あの人は仕事ができないから、と同期の間でうわさにあがる、あの人の気持ちのほうがいつもわかる。仕事のお昼休みに留守電に入った祖母の声消さないでいる。

毎日毎日毎日ですね〜

 

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