夢のなかでも走ってた

8月も終わってから5日くらいすぎた、24歳になったのはとうの昔に感じる。会社にいることが前よりずいぶん楽になった。慣れか諦めか前進か後退か。生活の解像度が前よりちがう。眼鏡を買ったから?本を読まなくなったから? 私ってもうちょっと味のある人間だった気がする。年をとったから?Twitterをやめたから? 日々を生きやすくするためには深く考えないことだ。悲しくなりすぎる前にボタンをオフにして自分を責めないように心がける。インターネットでみつけた女の子がかわいくて魅力的で惑星みたいに不安定で獣みたいに素直でまぶしかった。羨ましくて好きになっちゃいそうで嫌いだ。わたしは決して、刹那的に生きるつもりはない。ないけれど5年後何をしてるかわからない。4年前住んでた金沢の街並みはほとんど変わっていなかったけれど、もう私が住んでた場所は取り壊されたんだった。思い出は思い出のままで二度と戻れないんだった。果たして。